ワーホリから帰国後は無職ってホント?
こんな疑問にお答えします。
結論から言うと、ワーホリ帰国後に無職でいるほうが難しく、私含めみんな無事就職先が見つかっています。
ワーホリに行ったことでできる離職期間がマイナスになるとよく言われますが、「ワーホリ中に何もしなかった場合は」就職で不利になりますが、やるべきことをしっかりやって帰国した場合は有利にできます。
ワーホリから帰国後に就職を成功させるためにやるべきことを【渡航前(1~3)】【ワーホリ中(4~7)】【帰国後(8~11)】に分けてトータル11選まとめました。
ワーホリ帰国後の就職が難しい理由
そもそもワーホリ帰国後に就職が難しいと言われる理由について考えます。
たしかに壁は高いですが、私自身ワーホリ帰国後に英語を使う未経験業界での未経験職種に就職することができたので不可能ではないです。
英語を使った仕事はハードルが高い
ワーホリに行って英語を学んだ人は帰国後に英語を使った仕事を希望する人が多いです。
しかし、大前提として英語を使う仕事に未経験から挑戦するのはハードルが高く、給料が多少低くても大丈夫、年間休日や職種を妥協するなどある程度条件を緩める覚悟があればハードルは下がりますが、全て希望条件通りで英語を使う未経験職種はかなり厳しいと思ってください。
ただ、ワーホリからの転職活動を経験した私の感覚としては、意外と英語を使う仕事は多いです。
国際化が進んでいることもあり、今まで英語が必要なかった職種で意外と英語を話せる人を探しているという企業は増えています。
ワーホリに行く前にやっていた業界や職種に英語力をかけあわせた条件を考えてみてください。
未経験業界×未経験職種は難しい
英語に関係なく、未経験業界での未経験職種への主食は新卒や第二新卒採用で無い限り難易度があがります。
規模拡大のための大量採用を行っている企業に挑戦することでどちらも叶えることができます。
もしくは、経験業界での未経験職種や未経験業界での経験職種に応募するとハードルは下がります。
ワーホリで遊んできたというイメージがある
ワーホリで英語力もさほど伸ばせず、特に学びがない人は「人生の休暇ね」という判断をされて、採用されにくいです。
遊んできただけではなくしっかり勉強にも力をいれてきた、こういうことを学んできたということを伝えて、マイナスイメージを払拭することが就職活動成功のポイントになります。
ワーホリ渡航前
TOEICを受けて現在の英語力を知る
渡航前に自分の英語力を客観的に見て、判断する材料になります。
例えば英語力ゼロと言っているTOEIC350点の人でも、渡航前TOEICスコアが300点以下だった私からするとだいぶ英語力がある人というイメージになります。
また、帰国後のスコアと比較することで自分がこれだけ頑張ったと可視化できるのでおすすめです。
希望業界、職種の求人をチェックする
帰国後にどういう仕事に就きたいかなどキャリアプランを作るうえで、現在の求人をチェックすることはかなり有効です。
特に応募条件をチェックして、やりたい職業に必要なTOEICスコアや英語力が記載されているので、必ずチェックして目標を立てましょう。
ワーホリ前に自分のモチベーションも上げることができて、キラキラした前向きな気持ちで渡航することもできます。
できるだけ英語の勉強をする
これは私がしていなかったことで後悔したことです。
英語を勉強するためにワーホリに行くのだから、行く前に英語を勉強する必要はないと思うかもしれませんが、ある程度基礎ができた状態で渡航する人とゼロから学ぶ人では現地で無駄な期間を過ごすこともなく、伸び率も高いです。
例えば、下記の3点は日本にいながら事前学習として取り組みやすく、やっておいて損はないです。
ワーホリ中をできるだけ濃い時間にするために、基礎固めは何事においても大切です。
ワーホリ中
とにかくスピーキング
語学学校での友人との会話や、バイト先での同僚やお客さんとのやりとりなどとにかく英語を話しましょう。
英語環境に身を置くことは大変貴重な時間です。
たくさん会話をすることで瞬発力も鍛えられて、帰国後の面接でも活かされます。
英語を使っての仕事を希望する場合は英語での面接もよくあるので、Yes、Noだけの短い回答ではなく自分の考えをプラスアルファで話すように意識してください。
TOEICを受験する
TOEICはアジア圏でのみ有名で、世界的にみると受験人口は少ないですが、私が行ったカナダではTOEICの受験もできました。
TOEICの問題を解いて練習することなく、語学学校3ヶ月が終わったタイミングで一度受験しましたが、そのときのスコアは600点ほどでした。
渡航前の300点以下と比べても倍以上になっていましたし、600点というと履歴書に書いていい最低ラインでもあります。
1つ資格欄に書けるものが増えたことでその後のモチベーションにもなりました。
英語以外のスキルを身につける
ワーホリから帰国後に未経験の職種に挑戦したいのであれば、ワーホリ期間を使ってその職種に必要なスキルや知識を身につけることをおすすめします。
プログラミング
IT業界はまだまだ人手不足と言われていて、転職する人も多いです。
さらに英語学習者にプログラミングはおすすめと言われています。
私の友人も帰国前からオンラインでプログラミングの授業を受け始めた子がいました。
人手不足と言われているので未経験可の求人も多くありますが、帰国後にプログラマーとして働きたいと考えているのであれば、先に自分で学習して知識を身につけておくことでやる気をアピールすることもでき、かつ未経験の人より高い給料をもらえるかもしれません。
貿易実務
英語を使った事務職と言えば貿易事務です。
事務職の中でも専門性が高いため比較的年収も高くなります。
ワーホリから帰国後に貿易事務での就職を目指している人は帰国前に貿易実務検定を先にとっておくと有利です。
貿易実務検定はオンラインでの受験が可能で、海外からでも受験することができます。
A級、B級、C級と分かれていますが、初心者で独学でC級を取得することは可能なのでぜひ挑戦してください。
カウンセリング力
もしワーホリ帰国後に留学エージェントなどでのカウンセラーを希望しているのであれば、カウンセリング力を身につけておくことがおすすめです。
具体的に何をすればいいかというと、ワーホリ中に現地の留学エージェントで働いて、カウンセラーさんたちの仕事を間近で見て肌で感じることです。
バイトというより無給インターンというエージェントが多いので、メインではなくバイトの間の空いている時間で働くようになって忙しいかも知れませんが、カウンセリング力やコミュニケーション力はどの職種でも活かすことができるので身につけておいて損はないです。
ワーホリで何を学んだか言語化する
意外と難しいのが、日々の学びを言語化してアウトプットすることです。
日記をつけるのもいいですが、私のおすすめはブログを始めることです。
これに関しては私はやっていなくて後悔したことです。
ワーホリ中のあなたの学びや気づきをブログにすることで、ライティング力も身につき、自分の考えも整理されるので、帰国後の面接のときに論理的思考があるというアピールにもつながります。
ワーホリ帰国後
TOEIC受ける
ワーホリ前、中と受けたのでもちろん帰国後にも受けてください。
ここで最初に受けたTOEICのスコアが役立ちます。
帰国後のスコアを渡航前のスコアと比較することで自分がどれだけ努力したかのアピールに繋げることができるからです。
渡航前に設定したスコアを達成していれば自信につながりますし、達成していなくても帰国後にTOEICの勉強をすればすぐにスコアは伸びます。
というのも、ワーホリ中に英語を頑張って勉強して基礎を身につけることさえできていれば、あとはTOEICの問題の傾向に慣れるだけです。
派遣社員として働く
すぐに働く必要がないくらい金銭的に余裕がある方以外派遣社員としてとりあえず働き始めることがおすすめです。
帰国後就職は仕事を選ばなければ正社員としてでも早く働き始めることもできますが、せっかくならできるだけ希望の条件を満たしている会社で就職したいですよね。
貯金が減っていくだけより働いていてある程度収入があるほうが、心の余裕が生まれて、妥協して焦って就職して失敗するリスクを避けることができます。
また、派遣社員として働くことはアルバイトとして働くより時給も高いですし、採用基準が下がります。
未経験職種への就職を希望している場合はまずは派遣社員として業界での仕事を知ることや、経験を積むことで履歴書に書けることができておすすめです。
私の場合、ワーホリ前のブライダル業界の接客業から、長く働ける事務での仕事を希望していましたが、履歴書に書ける事務経験がなかったため、派遣社員として大手企業の事務として働きました。
その結果、パソコンスキルやマルチタスクスキルをアピールすることができました。
転職エージェントに相談
転職サイトに登録して自己流で勧めるより転職エージェントの人にキャリアの相談をすることで、希望職種に就職できる可能性が広がります。
また、エージェントの人と話す事で自分の軸を見つめ直すきっかけになったり、思ってもいなかった路線で自分の条件を叶えることができるかもしれません。
エージェントによって持っている求人が異なるので数社登録して自分に合ったカウンセラーさんを見つけてください。
私が転職エージェントから紹介されて想定外だったけどおもしろそうと思った求人は
- アメリカ政府と協力して日本にいる米軍の人たちへの医療サポート仕事
- 日本への留学や就職を希望している海外学生へのインターン斡旋企業
など、ひとりで求人検索していたときには見つけられなかった思いもよらない仕事を紹介してもらえました。
留学エージェントに相談
留学エージェントでは、渡航前の留学やワーホリの相談だけではなく、帰国後の就職のサポートを行っているところもあります。
有名なところでいうと、0円留学で有名な夢カナ留学です。
留学エージェントで働いている人は自信も留学経験者という方が多いので、夢カナ留学以外にも一度渡航前に相談に乗ってくれたカウンセラーさんに連絡してみると親身に相談に乗ってくれるかも知れません。
無料相談はこちらから>>実質0円でオーダーメイド留学|夢カナ留学ぜひ参考にしてください:夢カナ留学の口コミや評価をもとにまとめた記事です。
まとめ:ワーホリ帰国後に無職でいるほうが難しい
ワーホリ帰国後は無職からのスタートとはなりますが、そのまま仕事をせずに無職で居続けることは難しいです。
希望職種や業界が既に決まっているのであれば、渡航前から帰国後の就職を想定した行動を心がけてください。
ワーホリに行ったからという理由で就職が完全に不利になることはないので、ぜひ理想のキャリアプランをつかみましょう。