社会人ワーホリにいきたいけど、仕事を辞めなければいけない。帰国後のキャリアは大丈夫?
そう思ったときにネガティブな意見を見たことがある人も多いのではないでしょうか。
「ワーホリに行っていた人を見て、無駄な時間だと感じた」
「ワーホリから帰国した友人は正社員で働いていないから正社員はもう無理」
こういった意見が多く聞かれるのが、社会に出たら真面目に一生働き続ける人が多い日本の社会です。
しかし、こういった意見を述べている人を見ると、
あくまでもワーホリを経験したことのない人たちの意見です。
実際に退職してワーホリに行った私が言えることは、
社会人が仕事を辞めていくワーホリこそ意味がある!
ということです。
そして帰国後に正社員として働きたい人は、ちゃんと就職もできますし、そもそもワーホリで世界が広がった人は、会社員という平凡な人生ではなく、フリーランスとして世界を飛び回る仕事を始める人も多いです。
といいつつ、私は安定を求め会社員に戻ることにしましたが、無事大手外資系メーカーに正社員として就職することができました。
帰国後の転職で成功する秘訣をまとめています。よければご覧ください。
仕事をやめてワーホリに行く前の私について
大学を卒業後にブラック企業に就職しました。
毎日15時間労働は当たり前で、月の休日はシフト制8日間のみ。
有給は冠婚葬祭のときのみ利用でき、休憩時間はもちろんありません。
それにも関わらず、安月給で毎日生きるのに必死で働いていました。
英語力については、ゼロでした。
大学のときに一度留学したいと思っていましたが、私立の大学に進学し、大学近くで下宿させてもらい、しかも奨学金を借りずに伸び伸びさせてくれていた両親に留学について相談したところ
「は?」
の一言が返ってきて、心が折れ、二度と留学したいと言うことはありませんでした。
しかし、社会に出て毎日朝から晩まで働き、貯金もできない生活をしているときにふと思いました。
「留学していたら自分の人生何か変わったのかな」
そこから退職することを決め、退職から約2年後、カナダのトロントに渡航しました。
社会人ワーホリに思い切った理由
1.長年付き合っていた彼氏と別れた
学生時代からずっと付き合っていた彼氏と社会人3年目で別れ、パートナーの存在や結婚というものを考えなくてもいいことに体が軽くなり、
”失うものがない今なら何でも出来る気がする”
”一度で良いから海外に住んでみたかったな”
という謎のモチベーションが出てきました。
2.新しいことにチャレンジしたかった
毎日同じ時間に起きて、同じ時間の電車に乗って、同じメンバーと激務をこなし、終電で帰る。
これが社会人であり、みんな同じような日々を送っていて、それで社会は回っているということに何の疑いも持っていませんでした。
しかし、それではどうしても人間関係は広がらなくなるし、世界は広がらないし、自分も成長しなくなります。
そして私が就職して1番思ったことは、”学生時代にもっと勉強すればよかった”ということでした。
だったら今から勉強すればいいし、社会人になっても新しいことに挑戦して自分を変えてみたい、何かもっと違うことができるんじゃないかと思いました。
3.外国語を話せる友人がかっこよかった
最終敵に1番ワーホリに行きたいという欲をかきたてられたのはこれかもしれません。
ワーホリに行きたいと思いつつ、なんだかんだ旅行に出かけて人生が楽しく感じていた私は、ワーホリ貯金はできていませんでした。
それでも「まあ、いつかお金が貯まったときでいっか」と思って、本気で準備に取り組んでいませんでした。
そんな私を変えたのは、急遽旦那さんの海外駐在に帯同することになった友人です。
友人の「遊びにおいでよ」の一言で、何も考えていなかった私は遊びに行くことにしました。
友人夫婦の家に泊まらせてもらい、様々なところに一緒に旅行に行き、自分の世界が広がるのと同時に、
何も話せない、何も理解できない自分が惨めで恥ずかしくなりました。
そして、学生時代の数ヶ月の留学のみで身につけた語学力で、駐在というポジションをつかみ取り、現地で努力を続けている友人の旦那さんに刺激を受け、私もこんな風になりたい!と思い、本気でワーホリに行く準備を始めました。
仕事を辞めてでもワーホリに行くメリット
1.年齢に関係ない交友関係を築ける
ワーキングホリデービザは30歳までに申請して、その後1年以内に渡航すればよいので、現地で出会う人は年齢もバックグラウンドも様々です。
移住を目指して留学している他国出身の人たちとの関わりだけではなく、
日本から来ている人も、日本で会社員をしているときには関わることのなかった人たちばかりです。
自分より若い人たちもたくさんいますし、同世代、もっと上の世代の人たちとも現地では出会うことができます。
普段のコミュニティでは得られない刺激がたくさんあるので、自分の目標も明確になったり、やりたいことが見つかったりと世界が広がる人も多くいます。
ワーキングホリデー中に出会った友だちと一生の関係を築けるのは、異国の地で励まし合いながら、お互いを高め合えるからというのが大きいかもしれません。
実際、私もワーホリ中に出会った友だちと会うとモチベーションがあがり、人生にわくわくすることができます。
2.渡航前のキャリア+英語力
ワーホリに行くことで日本でのキャリアが無駄になり、帰国後再就職ができないという意見もありますが、むしろ逆です。
日本で社会人をしているときの経験で身につけたスキルや知識が、無くなることはないし、ワーホリで英語力を身につけることで+アルファの価値を作りあげることができます。
確かに、英語が話せるだけで中途採用してもらえるポジションはあまりないかもしれませんが、社会人を経験しているので、新しく身につけた英語力に今までの経験で身につけた強みがすでにプラスされています。
それだけで選択肢は広がりますし、新しいキャリアをどう築くかどうかはあなた次第になります。
まとめ:夢を追った結果キャリアもついてくる
英語を一切使用しないブラック企業勤めだった私も、ワーホリから帰国後には外資系メーカーに就職してキャリアチェンジをすることができました。
自分の挑戦したいという思いを優先したことで、自分の人生にいい変化も生まれ、
退職してワーホリに行ったことへの後悔は1ミリもなく、むしろあのとき決断してくれた自分に感謝しかありません。
アラサーが近づくと、もうこんな歳だし…と躊躇してしまうことも増えて、保身に走ってしまいがちですが、
”今日があなたの人生で1番若い日”です。
ワーホリに興味はあったけど、結果行かなくて後悔しているという人もいる中、どうせ後悔するなら挑戦して思いっきり失敗するのもありではないでしょうか。
そもそも人生100年時代の今、ワーホリにいける30歳以下の人たちなんてまだまだ何にでも化けられるので、ぜひ挑戦してみてください。