ワーホリ初心者は最初はホームステイする人が多いけど、ファミリーが最悪だった人もいるの?
最悪なホームステイにならないために出来ることはある?
こんな疑問にお答えします。
先に結論から言います。
ホームステイで最悪な経験をする人もいるので、事前の対策をして未然に。
私はカナダトロントでのワーホリ1ヶ月目のみホームステイを手配してもらいましたが、特に大きな事件はなかったものの最悪なファミリーにあたったなあ、、、と当初は思っていました。
理由は、自分が思い描いていた理想とかけ離れていたからです。
ファミリーはビジネスライクなドライな関係で、お金のために受け入れているんだろうなとひしひしと感じ、それを「最悪だ」と思っていました。
しかし後に、私が学生の頃の友人が経験していたホームステイのような、ウェルカムでアットホームなものを期待していたからだと気づきました。
今となっては大きな問題も無く最低限の安心と安全が保証されて、ワーホリ生にとってはよかったと思います。
さらに私以上に最悪な経験をした人もいます。
当時私が最悪だと感じていたホームステイの経験と、他の人の実際の最悪な事例とともにできる対策方法を紹介します。
この記事で分かること
- 当時の私が最悪と感じたホームステイの体験談
- 本当にあった最悪なホームステイの事例
- 最悪なホームステイを避けるためにできる事前の対策
- ホームステイがハズレだったときの対策方法
ホームステイの当たり外れについて
まず大前提として同じホストファミリーでも人によって感じ方は異なるため評価もそれぞれ変わります。
例えば…
すごく気にかけて土日もずっと一緒に過ごして欲しい人にとって、自由度の高い放任主義ファミリーは求めているものがちがうので、「ハズレ」と感じてしまいます。
反対に自分の時間が欲しくて放置されたい人にとって、毎週末連れ出してくれるファミリーはストレスに感じます。
そのため誰かの「最高だった」ホストファミリーは誰かの「最悪だった」ホストファミリーになり得るのです。
そしてワーホリ生がホームステイをするうえでメンタル面で大事なことがあります。
それは、ホームステイに対して過度な期待はせずに、ホストファミリーはこんなもんかと諦めることも大切です。
ワーホリ生が申込むホームステイは基本的にビジネスとして受け入れているファミリーがほとんどということを認識しましょう。
学生のホームステイとはファミリーのクオリティも態度も違うかも知れませんが、その分予算も抑えられています。
実際あった最悪なホームステイの事例
まず、最悪なホームステイの事例を紹介します。
- 英語での会話がほとんどない
- ホストファミリーが常にケンカしている
- ホストファザーからの性被害
- 家のルールが厳しすぎる
- 立地が最悪
- ホストファミリーの監視がすごい
- ホストファミリーの情緒が不安定
英語での会話がほとんどない
留学生がホームステイをする理由のひとつに家でも英語で会話をする機会があることです。
しかし、移民の国カナダでは生粋のカナディアンファミリーは少なく、トロントの場合ホームステイを受け入れる家族の多くはフィリピン人など移民でカナダに住んでいる人たちです。
私が語学学校で知り合った人たちでホームステイをしていた人たちも、フィリピン人やその他のアジア人ファミリーの家にホームステイをしている人たちばかりでした。
それでも英語でコミュニケーションを取れる人たちですが、中には英語を話すことなく母国語のみでの会話ばかりというファミリーもいます。
そうなると、会話の内容が分からず孤立してしまうのは言うまでもありません。
せっかく英語を学びたいという意欲で高いホームステイ代を支払っているにも関わらず、英語以外の言語で話されるとホームステイの意味が無くなってしまいます。
ホストファミリーが常にケンカしている
ホストファミリーの気性が荒く、ケンカや暴力が横行している家族もいます。
目の前でケンカが起こって気まずい思いをしたり、怖くて家に帰りたくなくなることもあります。
ホストファザーからの性被害
女性が1番避けたいのがホストファミリーからの性被害です。
残念ながら部屋をのぞかれる、洗濯物を広げて下着を見られるなどの被害にあった人もいます。
もちろん確率としては圧倒的に低いですが、信頼できるルートから申込をしないとこういうことも起こってしまうということです。
家のルールが厳しすぎる
家のルールが厳しすぎて自由で楽しい生活が送れなかった人もいます。
例えば、
- シャワーの時間が極端に短い
- 門限があり、しかもそれが早い時間帯
- 洗濯できる回数が少ない
などが挙げられます。
ある程度のルールが設けられるのは致し方ないですが、あまりにも厳しすぎると苦痛に感じてしまいますね。
立地が最悪
例えば語学学校やバイト先から1時間以上も距離が離れていた人や、周辺の治安が悪いところにホームステイをする場合もあります。
自分で掲示板などで探して直接ホームステイ先を決めると起こりうる可能性がありますので、ホームステイを手配する際は信頼できるところに依頼するのをおすすめします。
ホストファミリーの監視がすごい
ホストファミリーから常に監視されていた人もいます。
そして、
- 昨日は門限を過ぎていた
- シャワーの時間が長くないか
- 部屋の目の前でたって中の音を聞こうとしている
などのクレーム(?)をされたそうです。
ホストファミリーの情緒が不安定
まれに、ホストファミリーの誰かが情緒が不安定で家族全員が機嫌を損ねないよう気を遣っているファミリーもあるようです。
激怒してファミリーに対して怒鳴りつけるだけでなく、ホームステイをしているワーホリ生に対しても怒鳴りつけることも。
そして、翌日にはニコニコで話しかけてきたりスイーツを買って帰ったりもあったようでかなり情緒が不安定だったそうです。
国籍関係なく自分の感情をコントロールできない人と生活をするのは厳しいですね。
私の最悪なホームステイ
私が実際に体験したトロントでのホームステイの中で最悪だったなと感じた点を紹介します。
まず、私を受け入れてくれたホストファミリーの情報です。
そして最悪だったと感じた理由がこちら。
- 完全なるビジネス
- 食事のクオリティ
- ナイアガラフォールズ1泊2日の旅
念のためもう一度言いますが、今振り返って考えると何も問題なく自由に過ごせていたので満足です。
ただ当初の私は「最悪なホストファミリーに当たった」と本気で思っていました。
完全なるビジネス
まず1番最悪だと感じた点はビジネスとしてホームステイを受け入れているということが見え見えだったことでした。
不安だった初対面の日になんとも言えないドライな感じがくみ取れて、「食事ができたら呼ぶから部屋で待ってなさい」とだけ言われました。
しかし、最初が肝心と思い、「何か手伝おうか?」とキッチンに行き交流を図りましたが、必要ないから部屋で待っててという感じで心が折られました。
夕食は基本的にホストファザー、マザー、ブラザーとブラジル人とパナマ人留学生、私の6名で食べてその間は会話がありましたが、30分もしないうちに食事を終えてみんなそれぞれ部屋に戻るスタイルです。
きっとエージェントから最低夕食時くらい英語での会話をと言われているんだろうな、と思っていました。
さらには、ホストファザーとマザーはよくフィリピン語で会話をしていて、留学生同士で話すことが多かったです。
私以外にも先に住んでいた留学生ふたりがいたことで、気にかけてもらったりサポートしてもらうことができました。
とはいえ、見ず知らずの国籍も違う人を自分の家に住まわせるのにビジネス以外の感情がある人の方がレアですよね。
食事のクオリティ
フィリピン人家族だったためにカナディアンの文化を学ぶということはもちろんありません。
基本的な食事は下記の通りです。
朝食 | 昼食 | 夕食 |
---|---|---|
パン | 自分で準備 | 米、肉 |
シリアル | ホームステイ代に含まれない | 野菜はなし |
*各自でとって勝手に食べる | 金曜日はPIZZA PIZZA |
唯一ホストファミリーが作ってくれる夕食は基本的にご飯とお肉だけでした。
しかも毎週金曜日はpizzapizzaというカナダ発祥でホールサイズが約13ドルほどのかなりコスパのいいピザの日で、私たち留学生のみピザを食べていました。
「毎週金曜日はPIZZAの日だよ~」
と言われたときに、私たちの高いホームステイ代はどこに…?と思いました。
さらには、「明日はフレンチフライ作るよ~(ニコ)」と言われた翌日に食卓に並んだのはこちらです。
渾身のフレンチフライとベイクドポテト。
「ぽてぇーとーだからヘルシーだね」って言ってたんですが、未だにあれはツッコむのが正解だったのか悩みます。
もう一度言います。私たちの高いホームステイ代はどこに…?
ナイアガラフォールズ1泊2日の旅
唯一ホストファミリーと出かけた週末がなんとナイアガラフォールズ旅行でした。
事前に聞かされていたのは、
- ナイアガラフォールズに連れてってあげる
- 別荘があるからそこで1泊しよう
- 次の日にはニューヨークにも行くからアメリカ入国できるか確認しといてね
ということだったため、「普段はドライなホストファミリーもたまにこんなことしてくれたら十分すぎる・・・!」とすごく楽しみに、語学学校の友人にも自慢しまくりでした。
しかし実際行ってみると、ナイアガラフォールズ1泊2日の旅というよりホストファミリーの別荘内見と教会巡りの旅1泊2日ですね。
道中で検討中の別荘の内見や購入したばかりの別荘の手入れに立ち寄り、あとは何カ所も教会にいってお祈りをしていました。
きっと私たち留学生のホームステイを受け入れて出た利益がこれになってるんだろうな~と納得できた旅行となりました。
確かに、最初に言われていたことは間違ってないし嘘でもないんですが、やられた…と思い、すごく疲れた週末でした。
もちろんナイアガラの滝もニューヨークも楽しめてません。
もちろんニューヨークへは後に自力で行きました。最高でした。
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ホームステイを楽しめる人の特徴
私は耐えられずに予定通り1ヶ月でシェアハウスに引っ越しましたが、ホームステイを楽しんでいた友人も、1ヶ月のみの予定を延長してワーホリ期間ずっとホームステイに滞在した友人もいます。
ホームステイを楽しめる人たちの特徴が以下です。
とにかく社交的で明るく、甘え上手な人はホストファミリーとも打ち解けやすいです。
反対に人見知りをしやすい性格の人だと苦痛に感じるかもしれません。
また、英語が話せない人が強制的に英語環境に浸るのにぴったりと言われるホームステイですが、ある程度コミュニケーションができる方が会話も弾み楽しい生活が送れます。
できることなら事前に英語の基礎力を身につけておくことがおすすめです。
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環境に文句を言わずに自分が出来ることをするというのは何事においても好転するきっかけになります。
最悪なホームステイにならないために
最悪なホームステイになったらどうしよう
という方も心配いりません。
ちゃんとした手順でホームステイを手配すれば最初に述べたような最悪な経験を避けることが可能です。
最悪なホームステイにならないためにできる対策がこちらです。
- 安心できるルートから申込む
- リクエストの仕方
- 契約期間は短くする
安心出来るルートから申込む
ホームステイを申込むときに安心出来るルートはこちらの2つ。
- 信頼できる留学エージェントから
- 語学学校から
先述した通りホームステイ先との相性もあるので、絶対最高のホストファミリーに出会えるとはいいません。
しかし、エージェントや語学学校を通して申込んだ場合、最悪な事例のようなことが起こることはまずないでしょう。
私も期待とちがう部分はあったものの、
- 毎日英語でコミュニケーションをとれる
- ホストファミリーが仲良く雰囲気が悪くなることはない
- 部屋をのぞかれたり嫌な思いはしなかった
- ルールや門限が特になく自由だった
など、最低限のホームステイの意味や価値は得ることはできました。
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私が利用したラストリゾートは、ホームステイを選定するときに現地オフィスがファミリーをチェックして犯罪歴や英語環境であるかなどチェックしてくれるので安心です。
-
【ラストリゾート】実際使ってみた感想-口コミや評判から信頼できるか判断
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反対におすすめしないルートがこちら。
- e-mapleなどの掲示板などから直接申込む
- 友だち経由
友だち経由をおすすめしない理由は、感じ方は人それぞれなので友だちにとっていいホストファミリーが必ずしも自分にとっていいとは限らないからです。
しかし、紹介されると不満があっても言いづらいためできることなら紹介はさけましょう。
リクエストの仕方
エージェントを通してホームステイを手配してもらう場合、事前にホームステイ先の条件の希望をリクエストすることができます。
などが多いのですが、ここで細かくリクエストして全ての希望に叶うホームステイ先を探してもらおうとすれば、料金が高くなる、もしくはそもそも見つかるのに時間がかかって渡航準備が進まなくなってしまいます。
しかし特に何もリクエストしないと最悪なホームステイになりかねないので、リクエストするときに意識するべきことはこちら。
自分にとって絶対に譲れない条件は何か
例えば、
- 夫婦どちらかが生粋のカナディアン
- 食事は何食ついていて、みんなで食べる
- みんなでいるときに英語以外の母国語ばかり話さない
- 他の留学生が絶対いたほうがいい(いないほうがいい)
など、自分の理想すぎない最低限条件を伝えてください。
いくつかある場合は、これが叶っている場合は最悪この条件は外れてもいいと言えるよう優先順位をつけてリクエストすると”あなたにとって”ハズレなホームステイ先を逃れることができる可能性は高まります。
期待しすぎない
次にホームステイに対して過度な期待をしないことです。
先述したとおり、カナダは移民の国なので普段の生活の中でも生粋のカナディアンファミリーを探すほうが難しいです。
そのためカナディアンファミリーのホストファミリーと生活をして、毎日楽しく過ごし、休みの日はいろいろ連れてってもらえる。
なんて期待することはやめましょう。
冒頭でも言いましたが、「こんなもんか」と思うことは大事です。
短い期間で契約
最初から3ヶ月や半年でホームステイを契約しておくと、自分と合わないホストファミリーに当たった場合苦痛でしかありません。
最初は1ヶ月のみなど短い期間で契約をして、気に入ったら契約を延長する方法が最適です。
事前にエージェントの人に、契約を延長することが可能かどうかを確認しておきましょう。
とはいえ、最初の1ヶ月で部屋探しをして2ヶ月目からシェアハウスに移り住む人が多数です。
合わなければ変えてもらう
期待しすぎないほうがいいと先述しましたが、どうしても合わなくてストレスになる場合、エージェントの人に相談して代わりのホストファミリーを探してもらいましょう。
遠慮してしまって我慢してしまう人も多いですが、エージェントはそのファミリーの実情を知らないということもあります。
誰かが声をあげることで、今後の被害者がうまれないことに繋がります。
相談するために原因となる理由を写真を撮っていたりボイスメモなどを使って証明できるようにしておくことをおすすめします。
実際に、私の友人も入居して3週間で別のホームステイに引っ越しをしていました。
すぐに見つからない可能性もありますが、ずっと我慢するより新しい環境に移るほうが圧倒的にいいです。
ワーホリ期間の1年は意外とあっという間で短いので、必要の無いストレスや時間はなくしてください。
ワーホリは自己責任
ワーホリは誰かから言われていくものではなく、自分で決めて自分で行くものです。
そのため、どんな選択も自己責任となります。
ホームステイ先が合わなくて最悪と思ってしまっても人生の経験と思えば、楽しめてしまうものです。
周りの環境や人のせいにして悲観的になるのではなく、人生のネタ作りと思ってみるとホームステイも悪くはないかもしれません。
私が利用したラストリゾートは現地オフィスの厳しい審査をクリアしたホストファミリーのみ紹介してくれるので、ホームステイで嫌な思いをしたくない人は一度相談してみてください。
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